目の下のくま・たるみ・ふくらみは、涙袋と言われており、「Baggy eye」ともいい、ほとんどの方は、年を重ねるごとに徐々に目立つようになってきます。その目立つようになってきた状態を「Baggy eyelids」といいます。
どのような状態かといいますと、涙袋が眼球に押された圧力で、前へ突き出てしまう状態です。原因は、年とともに眼球堤靭帯(眼球を支えている筋肉組織)がゆるみ、眼球が支えられず、下がってくることによります。そのせいで、脂肪が圧迫され、下まぶたが前に突き出ることになるのです。
このように、目の下のくまのようにみえる部分の原因が、脂肪によるものであれば手術によって解消することができます。また、この方法ならば皮膚側にメスを入れることなくできます。脂肪による目のくまの解説と経結膜脱脂法について紹介いたします。
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「下まぶたのくまの部分が、たるんでいるせいで疲れてみえる」「疲れた時は、夜になると下まぶたがたるんで老けてみえる」など、くまの部分のお悩みは多いと思います。
このように見えてしまう原因は、涙袋という部分にあります。涙袋とは、目の下のくま、たるみ、ふくらみのことを言います。これは、誰でも年を取るとだんだん目立ってくるものです。この原因としては、年を重ねていくことで、眼窩内(眼球が入る頭解骨の穴)に眼球を支える「眼球堤靭帯」(Lockwood’s ligament)という支持組織がゆるむことが挙げられます。その結果、眼球が下がり、眼窩の下部分の脂肪(涙袋)にかかる圧力が大きくなります。それにより、下まぶたが前方に突き出ることになるのです。
目の下のくまでお悩みの方には、皮膚側に傷を一切つけない、「経結膜脱脂法」がお勧めです。この手術法は、くま、たるみの原因である涙袋の脂肪を、まぶたの裏側から取り出す手術方法になります。まぶたの裏側から手術をするので、手術後の腫れが少なくすみ、痛みも少ないです。そして、表の皮膚側に傷がつかないので、次の日からすぐメイクをすることができます。お仕事が忙しくて休みが取れない方にもありがたい手術方法ですね。
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実際の手術の流れを説明していきます。
●デザイン
患者さまに椅子に座っていただき、切り取る脂肪の場所をマークします。下まぶたの脂肪は、3つの部位に
分かれているため、どの部位の脂肪をどれだけ切り取るかをここで分析します。
●手術
まず、下まぶたを剥がしてひっくり返します。まぶたの裏の最下端より、瞼板(瞼の縁を作っている軟骨の板)の下端の間で、横に約1~1.5cmの長さで切れ目を入れます。その後、眼窩隔膜(眼窩周りを隔てている膜)の前から隔膜を切り開くと、眼窩脂肪(眼窩周りの脂肪)が出てきます。下まぶたの脂肪は、内側、中央、外側と3つの部位に分かれていますが、術前に分析した通りにそれぞれ切り取ります。主に内側、中央の脂肪をペアン(止血用の手術器具)で挟んだ後、電気メスでしっかりと止血し、凝固しながら切り取ります。そして、ドレナージ(チューブにより血液を排出)を施すため、糸による縫い合わせは行ないません。
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Baggy eyelid(泣き袋) |
結膜側約1cm切開します |
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3つのコンバートメントに分かれて |
術前のデザイン通り(通常は内側・ |
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切除脂肪の断端は丁寧に |
予定の脂肪を切除したら |